島での年末年始 〜ブリの出荷から初日の出まで〜
新年あけましておめでとうございます!
年末年始は田舎に帰省してゆっくりされましたか?大島にも都会から戻ってきている方がたくさんいらっしゃいました。年末年始は島の人口が1割くらい増えていたかもしれません。
年末年始の過ごし方はその地方の習慣があったり、人それぞれとは思いますが、大島での年越しはこんな感じでした。
12月29日 ブリ出荷
毎年29日にお正月用のブリが出荷されます。
福岡のお正月にブリは欠かせません。博多のお雑煮にはブリが必ず入りますし、お刺身で食べたりもします。
また、もう今は知らない方も多いのですが、福岡など九州北部の一部では「嫁ブリ」という習慣があります。結婚した年の年末に、妻の実家にブリを丸ごと1匹送るというもので、娘さんは「よか嫁ぶりです」という意味があります。大きければ大きいほど良いとされていて、大きなブリが嫁ブリになります。
そんな思いを乗せたブリたちを出荷して夫の2016年のお仕事が終わりました。
12月30日 大掃除
これは全国共通ですが、うちでも家の大掃除をしました。
人間が一生懸命掃除をしている間、猫は何をするでもなく、まったりと外を見ていました。
12月31日 大祓
大島には宗像大社の中津宮があり、島民から崇敬を集めています。1年間を通して色々な神事がありますが、大晦日には大祓があります。
赤と白の人型が各家に配られ、白にその家の男性全員の名前、赤にその家の女性全員の名前を書き、各々自分の名前を書いた人型に2回息を吹きかけます。これを中津宮に持って行って祓い清めてもらいます。
島に引っ越してきて、神社が身近で島の人の信仰心が篤いことに驚きました。危険がつきものの漁師の家が多いので、そういった信仰心が育まれたのかもしれませんね。
1月1日 初詣
0時になって年が明けたら初詣に行きます。もちろん中津宮です。
参拝後におみくじを引くのですが、このおみくじ、本当にくじになっています。特等から30等まで、宗像大社の縁起物やダイソンの掃除機、ノンオイルフライヤーなどが当たります。
中には10回以上引く方もいるそうですが、うちは6回引いて、一番良かったのが中吉の10等でした(^_^)
1月1日 初日の出
福岡の日の出は7時23分だったので、6時半頃に家を出て、大島で一番高い御嶽山(標高224m)の山頂に向かいました。
すでに10名くらいの方が来ていたので、一緒に日の出を待ちます。
毎年ここで初日の出を見る方達がいて誘って頂いたのですが、実は私、今まで初日の出を見たことがなかったので、行って良かったです。
日の出を待っている間に人も増え、最終的には30人くらいになりました。
そして、人生初めての初日の出を見ました。
初日の出を見た後には宴会が始まりました。
私もお酒とブリ大根を頂きました。味がしみてて温かくておいしかったです。
こういった振る舞い料理の習慣って素敵ですね。
最後に
仕事も始まり、もうお正月気分はすっかり抜けました。
今年の目標は、英語学習の成果を知るために TOEIC を受験することです。あわよくば外国人向けの観光ガイドでもやろうかなと。まあ、それはどうなるかわかりませんが、何か1つでも仕事や行事で大島に関わることができればいいなと思っています。
今年も1年間よろしくお願いいたします<(_ _)>