【祝!世界遺産登録】はじめての休日を迎えた宗像大島
先週7月9日(日)に「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が世界遺産に登録されました!!!
イコモスの勧告を覆しての、大島の「中津宮」と「沖津宮遥拝所」を含む8資産全ての世界遺産登録は、関係者の方々の努力の賜物だと思います。本当におめでとうございます。
『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の詳細については以前の記事でご紹介していますのでこちらをご覧ください。
この3連休は世界遺産になってからはじめての休日でした。
沖ノ島 一般の上陸全面禁止へ
3連休の幕開けはこのニュースからでした。
1958年から毎年5月27日に、沖ノ島で日露戦争の戦没者を慰霊する「現地大祭」が行われてきました。宗像大社から抽選で選ばれた一般男性200人が参列するため、一般人が沖ノ島に上陸できる唯一の機会だったのですが、来年度からは中止になります。
これにより、神社関係者と学術調査を行う研究者以外の一般人が、沖ノ島に上陸することは完全に出来なくなりました。世界遺産に登録されたことを受けて、これまでよりさらに厳しく沖ノ島を守るため、このような決定になったようです。
沖津宮遥拝所に参拝しましょう
このニュースに、来年の「現地大祭」に申し込みをしようと思っていた方はがっかりされたことでしょう。そんな方のために大島の「沖津宮遥拝所」はあります。
「遥拝」とは「遠く離れた所から神仏などをはるかにおがむこと」です。「沖津宮遥拝所」は通常は行けない沖ノ島の沖津宮を大島から参拝するために作られました。ぜひ遥拝所にご参拝ください。
遥拝所は沖ノ島が見えるように海を背にして建てられています。夏場は天気が良くても沖ノ島が見えないこともありますが、冬場は比較的よく見ることが出来ます。
大島交流館がオープン!
沖ノ島や大島の豊かな自然・歴史・文化など島の魅力を発信する施設として「大島交流館」がオープンしました!(以前は漂流物博物館だった建物をリニューアルしてのオープンです)
7月16日にはオープン記念のラジオ公開生放送も行われました。
宗像・大島交流会館オープン記念 「おすぎとコウジの宗像oh!島!」公開生放送|KBC九州朝日放送
たくさんの来島者で賑わった3連休
この3連休は来島者がとても多く、定期のフェリーには人が乗り切れず、臨時便の旅客船が出ていました。臨時便が出るのを初めて見ました。
また、島内の観光地を巡る観光バスや警察官も2倍体制でした。
大島は、世界遺産になった中津宮や沖津宮遥拝所を見る以外にも、海水浴、トレッキング、釣りと、色々な楽しみがあります。
信号機もない小さな島ですが、世界遺産に登録されたことによって、これからどうなっていくのかとても楽しみです。