hayashi_77 のブログ

漁師の夫と猫たちと離島で暮らすITエンジニアが書いているブログです。

縁結びに効く宗像大社中津宮の七夕まつり

今日は七夕ですね。全国各地で七夕祭りが行われていますが、短冊に願い事は書かれましたか?

 

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大島では毎年8月7日(旧暦の7月7日)に 宗像大社 中津宮 で七夕まつりが行われます。

参道が竹灯籠でライトアップされ、幻想的な雰囲気が漂いとても美しいです。

 

どんなことをしてるの?

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中津宮の周りに笹竹をたて、それに願い事を書いた五色の短冊を飾ります。神事の後、境内で七夕踊りが奉納され、日が落ちると参道に飾られた竹灯籠に灯がともります。

出店も出て、夜遅くまで賑わいます。この日は島外からもたくさんのお客様がいらっしゃるので、帰りの船として21時に臨時便が出ます。

 

中津宮の七夕祭の歴史

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中津宮の七夕祭は約800年前の鎌倉時代まで遡ることができ、七夕伝説発祥の地といわれています。

「正平年中行事」(1346)には、7日間の参籠(お祭りの前から俗界を避けてお籠もりすること)の後、水に映る姿によって男女の縁を定めたと書かれています。

中津宮の境内を流れる川は天の川と呼ばれ、その清流を挟んで牽牛社と織女社があります。大島では昔から男の子が欲しい場合は牽牛社、女の子が欲しい場合は織女社に詣でるという信仰があります。

 

縁結びにご利益がある?

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中津宮の七夕祭は「恋愛成就」「開運招福」「悪疫退散」を祈る神事です。鎌倉時代から縁結びの風習や盛大な歌会(現代の合コンのようなもの)が行われていました。

また、天の川に思う人の名前を記した短冊二つを流し、並んで流れればその縁談は纏まるとも言われています。現代ではこの占いをしている人はいませんが、中津宮には水に浮かべるとお告げが浮き出てくる「水みくじ」というのがあります。

中津宮は最近パワースポットしても注目されていますし、ご利益はあると思います(^_^)

 

中津宮の七夕伝説

中津宮は七夕伝説発祥の地と言われ、ロマンチックなお話が伝わっていますのでご紹介させて頂きます。

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 遠い遠い昔に、ある貴族の若者が朝廷の命令で海を渡り、中国から数人の機織り上手な女の人を連れて帰国する途中、その中の一人に恋をします。やがて、役目を果たした若者は都に帰り、彼女たちは宗像大社辺津宮に預けられました。

 若者は恋人を思ってわびしい日々を送っていたところ、ある夜、夢の中に宗像の神という天女が現れ「宗像の中津宮に行きなさい」と告げます。若者はお告げに従い、都での仕事をやめて、中津宮で神に仕える道を選びました。

 ある星のきれいな夜のことでした。いつものように天の川で禊をしている時、身にかける何杯目かの手桶の中をのぞいてみると、片時も忘れたことのないあの恋人が、今にも語りかけんばかりに水に映っているではありませんか。それから七夕の頃になると手桶の中に恋人の姿が映り、二人は時のたつのも忘れて黙って見つめあい、幸せなひと時を過ごしました。

 そしていつしか、二人の姿は辺津宮中津宮から見えなくなったそうです。めでたく結ばれ、宗像の地のどこかに住んだとも、逆に結ばれぬままに、それぞれ遠いところに移り住んだともいわれました。

 

最後に

今「七夕祭りを盛り上げるぞ!」と様々な企画が進行しているところです。詳細はまた後日、ご紹介したいと思います。

皆様の願い事が願いごとが叶いますように!